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イム・ユンチャンとロザコヴィッチの新譜ライナーノートを書きました!

  • 執筆者の写真: 池田卓夫 Takuo Ikeda
    池田卓夫 Takuo Ikeda
  • 20 時間前
  • 読了時間: 3分
2人とも20代前半にしては渋いジャケット
2人とも20代前半にしては渋いジャケット

若い演奏家の研ぎ澄まされた感覚の演奏に耳を傾けながら、ライナーノートを作成する作業は、とてもやり甲斐がある。2025年から26年の替わり目に執筆した2タイトルが相次ぎ、発売された。


1)イム・ユンチャン(ピアノ)J・S・バッハ「ゴルトベルク変奏曲」

2025年4月25日、ニューヨーク・カーネギー大ホールでのライヴ録音。21歳時点の演奏だが、これまで2点のソロ・アルバム(ショパン「練習曲」全曲とチャイコフスキー「四季」、いずれも私が日本盤ライナーノートを執筆)と同じく、音楽はものすごく深い。私はアルバム内数か所に散りばめられた演奏者自身の言葉と、カーネギーホールのエグゼクティヴ&アーティスティック・ディレクターでチェロ奏者の英国人クライヴ・ギリンソンのエッセーの英文和訳のほか、日本盤のエッセー書き下ろしを担った。

(デッカ=ユニバーサル ミュージック)


2)ダニエル・ロザコヴィッチ(ヴァイオリン)「ロスト・トゥ・ザ・ワールド」

  エレーヌ・メルシエ(ピアノ)

【収録曲】

1 ラフマニノフ:《14の歌曲》 作品34より 第14番 ヴォカリーズ

2 ドビュッシー:レントより遅く CD 128 L.128

3 フォーレ:《3つの歌曲》作品7より第1番 夢のあとに

4 ラフマニノフ:《12の歌曲》作品21より第7番 ここは素晴らしい場所

5 ドビュッシー:《前奏曲集》第1巻 CD125 L.117より第8番 亜麻色の髪の乙女

6 フィリップ・サルド:映画『すぎ去りし日の…』より エレーヌの歌

7 チャイコフスキー:《6つの小品》作品19より第4番 夜想曲

8 ドビュッシー:《小組曲》CD71 L.65より 小舟にて

9 クルト・ヴァイル:ユーカリ

10 ジョゼフ・コスマ:枯葉

11 ヘンデル:《デッティンゲン・テ・デウム》HWV283より 祈り「主よ、御身の慈しみを」

12 フリッツ・クライスラー:プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ

13 マーラー:《リュッケルト歌曲集》より 第3番 私はこの世に捨てられて


2025年6月4-6日、フランス・ブールジュのサン・ボネ劇場でセッション録音。ロザコヴィッチ24歳時点の肖像だ。本人の言葉は貫名由花さんが翻訳、私は過去数度のインタヴューを交え、エッセーを書き下ろした。とりわけ、マーラー歌曲を自身で編曲した「私はこの世に忘れられて」には強い思い入れがあるようだ。ピアノのメルシエは1960年モントリオール生まれのフランス系カナダ人でLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)グループを率いるフランスの大富豪、ベルナール・アルノーの奥様だ。ロザコヴィッチは現在、ストラディヴァリウスの名器「ル・レイニエ(Le Reynier)」(1727年製)をLVMHの財団から貸与されている。

(ワーナーミュージック)


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